令和元年12月23日
利昌工業株式会社

カーエレクトロニクス技術展に出展いたします

▲2019年 当社展示小間

 来る1月15日(水)から3日間、東京ビッグサイトで開催される、第12回[国際]カーエレクトロニクス技術展に出展いたします。

 自動車のエレクトロニクス化が急速に進展するのに鑑み、車載機器にむけて開発したプリント配線板材料をPRしたいと存じます。

 

 小間番号は「青海展示棟/A17-17」で、ゆっくりお話ができる商談席も用意しております。

 技術的なご相談にお応えするため、ブースには研究所スタッフが常駐して、皆様のお越しをお待ちしております。

 

 主な展示品をご案内いたします。


 

【高熱伝導プリント配線板材料】

AC-7210(アルミベース基板材料) 

CD-7210(樹脂つき銅箔)

 

熱伝導率=10W/mK / ガラス転移温度≧270℃

パワーモジュールの小型化/低価格化をご提案

 

 高熱伝導性と高耐熱性に加え、0.12mmの厚みでも5000ボルトに耐える絶縁信頼性を兼ね備えます。

 車載用のコンバータやインバータといった、パワーデバイス基板の小型化、低価格化をご提案したく出展します。

パワーモジュール
▲利昌工業のご提案

 ☆熱伝導率5W/mKで多くの採用を賜るAC-7200TY/AD-7200TYも出展します。


 

【超低伝送損失 PPE樹脂 プリント配線板材料】

CS-3379M

Dk=3.2、Df=0.001

 

 コストパフォーマンスに優れたPPE樹脂プリント配線板材料でありながらも、PTFE基板に匹敵する低伝送損失特性を実現しました。

 車載ミリ波レーダー基板にご提案したく、参考出展いたします。

 

伝送損失

 


 

【耐はんだクラック性】

柔軟な絶縁層がはんだ接合部の応力を緩和

AC-7303 / AD-7303

-40℃⇔125℃×1000サイクル処理後の断面

AC-7303 比較材
▲AC-7303
▲一般的なアルミベース材料
7303樹脂
▲熱硬化後の7303系樹脂
このしなやかさではんだクラックの発生を抑えます

 7303系樹脂は、3W/mKの熱伝導性に加え、熱硬化後も非常に「しなやか」であるのが特長です。

 展示会では、この7303系樹脂をペットフィルムに挟んだ格好でご提供する高熱伝導接着シートAD-7303と、これを絶縁層に配したアルミベース基板材料AC-7303を出展します。

 AC-7303の絶縁層は、アルミ板の熱膨張を吸収するので、はんだクラック対策に好適です。

 


 

【光を通さない黒色プリント配線板材料】

CS-3667B

 

 わずか0.1mmの厚みでも、可視領域の光はもとより、センサーの発光部によく使用される赤外線から近赤外線(650〜1310nm)の光も反射あるいは透過しない黒色のプリント配線板材料です。

 

 下の写真は、4灯で光束100ルーメンのLED光源の上に厚み0.1mmの試料を置いたものです。

 

   ▲CS-3667B  ▲FR-4.0材    

 


 

【Tg>300℃ 高耐熱プリント配線板材料】

CS-3305K

部品埋め込み性良好

 

 ノンフィラータイプ、つまり樹脂に充填剤を配合しておりませんので、部品の埋め込め性が良好です。

 下の写真は、105μmの厚銅を、60μmのプリプレグ(ES-3305K)で積層したものの断面です。

 


 

【高熱伝導 白色プリント配線板材料】

CS-3945

曲面に沿った適応が可能

 

 ガラス布のみからなる、ガラスエポキシタイプの白色プリント配線板材料です。

 熱伝導率は1.3W/mKと、放熱性CEM-3と同等ですが、0.1mmからの薄板で提供できますので、熱抵抗の低減が図れます。

 また、破断することなく曲面に適用できますので、これまでご縁がなかった用途へのご採用に向けて、PR展示や資料を用意してお待ちしております。

熱抵抗の低減

▲薄板による熱抵抗低減のイメージ

CS-3945曲面適用

▲CS-3945 曲面をもった適用をPRいたします