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エポキシモールド電気機器

エポキシ検電がいし

rishocast

 内部にセラミックコンデンサを内蔵した、高圧電路、あるいは特別高圧電路用のエポキシ樹脂注型がいしです。

 

 役割は、内部のコンデンサで電圧を分担・検知し、ネオンランブを発光させるというものですが、最近は、コンデンサ形地絡検出装置(ZPD)の電圧検出用センサーとしてご利用いただくなど、用途が広がっております。

 

エポキシ検電がいし

▲エポキシ検電がいし

がいし断面図

▲断面イメージ

■ラインナップ

 リショー検電がいしは、エポキシ樹脂で絶縁されておりますので、小型でも高い絶縁信頼性を有します。

  6キロボルトから30キロボルトまでを標準品でラインアップしており、さらに、お客様のニーズに応じた電圧、静電容量にも対応可能です。 どうぞお気軽にご相談ください。  

 

品番
EMK-6
EMK-10
EMK-10N
EMK-20
EMK-20N
EMK-30N
試験項目
 EMK-6  EMK-10  EMK-10N  EMK-20  EMK-20N  EMK-30N

定格電圧
kV
7.2
12
15
24
24
36

商用周波

耐電圧

(1分間)

kV
22
28
36
50
50
70
衝撃波耐電圧
kV
60
75
95
125
125
170
静電容量
PF±10%
250
150
150
125
125
83.3

部分放電電圧

(検出感度10PC)

kV
7.2<
12<
15<
24<
24<
36<

曲げ耐荷重

(1分間)

N
3920
3920
3920
3920
3920
3920
表面漏洩距離
mm
130
190
230
310
340
560
取付高さ
mm
90
115
145
190
210
310
最大径
mmφ
75
75
80
90
90
100
質量
kg
0.6
0.9
1.2
1.7
1.8
3.5

 

■スマートグリッドと検電がいし

■コンデサ形地絡検出装置(ZPD)の 相電圧検出としてのご採用

 配電系統で異常故障などが発生した場合には1線地絡となる場合があります。

 自家用受電設備では、これを検知する保護継電器として「コンデンサ形地絡検出装置(ZPD)」が使用されています。

 ZPDは継電器と零相電圧検出器を組み合わせて使用します。

 リショーエポキシ検電がいしは、モールド碍子にセラミックコンデンサを内蔵していることから、この零相電圧検出器の電圧センサーとしてご利用いただけます。

  図1のようにエポキシ検電碍子を3相(Ca 、Cb、Cc )接続し、地絡故障時に発生する零相電圧を分圧して零相電圧に比例した電圧を取り出すことが可能です。

ZPD結線

▲図1.ZPDの結線図の例

■センサー内蔵高圧区分開閉器への利用

 スマートグリッドでは、配電網を流れる電気の品質(電圧、電流、周波数、位相角など)を常に監視、調整するシステムが構築されます。

 この一環として導入が進められているのが、センサーを内蔵した高圧配電線自動区分開閉器です。これまでの区分開閉器と違い、風力や太陽光発といった分散型発電システムなどで急激な電圧変化が生じても、これを検知して監視・制御することが可能となります(図2)。

 この新しい区分開閉器に内蔵される電圧検出部のセンサーとして、リショー検電がいしが採用されることを期待しております。

スマートグリッドと検電がいし

▲図2.スマートグリッドと検電がいし

【製品の用途について】

このページに記載されている製品は、一般配電・工業などへの用途を対象とした汎用品として設計・製作されています。

これ以外の用途(例:特殊ガス用等)でご使用頂く場合は、別途詳細仕様のご提示をお願い致します。