製品案内
MENU
  • 電子材料
  • 電気絶縁材料・工業材料
  • エポキシモールド電気機器
  • 暮らしの中にリショーの技術

HOME > 製品案内 > エポキシモールド電気機器 > エポキシ樹脂注型碍子 > 高圧がいし 保守・点検について

エポキシモールド電気機器

高圧がいし 保守・点検について


高圧用エポキシ樹脂注型がいしは、各段階に応じて、以下の点検を実施いただきたく、ご推奨いたします。

 

注意

●屋外での使用はお避け下さい。(屋外設置のキュービクル内に収める場合を除きます)

●次のような場所では使用しないで下さい。感電、火災等の原因となったり、錆・腐蝕などが発生する恐れがあります。

 ○高温・高湿となる場所

 ○腐蝕性ガスのある場所

 ○可燃性ガスのある場所

 ○可燃性ガスが漏れる恐れがある場所

 ○塵埃やオイルミストが極度に多い場所

 ○振動・衝撃のある場所

 ○塩分を多く含んだ環境

 ○水滴のかかる場所

 ○カーボン繊維・金属粉など、導電性粉塵のある場所

●取付け、施工など、電気工事は有資格者が行ってください。 

●据え付け時の点検項目(実施頻度:据え付け時)

No. 点検項目 内容 判定基準 備考
1 据え付けボルト 締め付け状態 締め付けが十分でること  
2

絶縁抵抗測定

(がいし本体)

上部−下部金具間 1000MΩ以上、1000Vの絶縁抵抗計 ※1
3 モールド部外観 破損・き裂・汚損 破損・き裂・汚損がないこと  

※1 雨天・多湿時などは、絶縁抵抗が低い数値を示すこともあるので、晴天時に測定することが望ましい。

●日常点検項目(実施頻度:1回/月)

No. 点検項目 内容 判定基準 備考
1 音・振動

異常音発生の有無

(1)振動音

(2)放電音

異常音・振動がないこと  
2 臭気 異常臭気発生の有無 異常臭気がないこと  
3 外観点検 発せい(錆)・腐蝕 発せい・腐蝕がないこと  
き裂 き裂がないこと  
汚損 汚損がないこと  
放電こん 放電こんがないこと  
トラッキング トラッキングがないこと  
小動物の侵入 侵入または、その形跡がないこと  

●定期点検項目

No. 点検項目 内容 判定基準 頻度 備考
1 絶縁材 絶縁抵抗測定

上部−下部

金具間

(がいし本体)

100MΩ以上、

1000Vの絶縁抵抗計

1回/年 ※1
2 取付け 各取付け部点検 締め付け状態 締め付けが十分であること  
3 モールド面 モールド面の清掃 表面を乾いた布で清掃 粉塵・異物などの付着がないこと ※2
モールド面の放電こんの点検 放電こん 放電こんがないこと  
モールド面のき裂の点検 き裂 き裂がないこと  

※1 雨天・多湿時などは、絶縁抵抗が低い数値を示すこともあるので、晴天時に測定することが望ましい。

※2 金型割り面でバリを削った跡は、長期使用を経て白色になる場合がありますので、シリコーン油を塗布して下さい。