RISHO Now 208_3

2018年1月10日
 

利昌工業株式会社


 

100パーセントCNFの成形板を展示
  先日、環境省の主幹で、自動車の軽量化を目指す、ナノ・セルロース・ビークル・プロジェクト(NCVプロジェクト)が「エコプロ2017〜環境とエネルギーの未来展」にブースを出展しました。

 

 利昌工業もこのNCVに参画しており、成果の一端としてCNF重量が100パーセントの成形板を展示しました。

 

 まだ試作品の段階ですが、この成形板は絶乾状態で、曲げ強度が205メガパスカル、曲げ弾性率が15ギガパスカルと、アルミ板の約半分の重量で、ほぼ同等の強度を有します。さらに一般的な機械で、穴あけやザグリ、ルーター加工などを施すことができます。

 

 今回は得意とする「積層技術」をもとに開発した板状の材料を展示しましたが、今後は、もうひとつの得意とする「注型技術」で、用途に応じた三次元の成形品を開発して、自動車の軽量化に貢献したいと存じます。
 テレビや新聞・雑誌の取材、また、環境副大臣にお越しいただくなど、多くの来訪を賜り、まことにありがとうございました。