RISHO Now 213_2

2019年4月10日
 

利昌工業株式会社


 

ナノセルロース・ビークル・プロジェクト

 ナノセルロース・ビークル・プロジェクト(NCVP)は環境省の実証事業で、産学官をあわせて22の機関が、植物由来の新素材である「セルロースナノファイバー(CNF)」を活用して自動車部材の作製と評価・実証に取り組むことで、自動車を軽量化し、製造時ならびに走行時の二酸化炭素排出量低減を目標としています。


CNF100%のハニカム成形材で大幅な軽量化
 利昌工業もこのプロジェクトの一員として、100パーセントのCNF、つまり樹脂などを混ぜずにすべてCNFからなる「トランクリッドアッパー」を製作しました。


 これはCNF製の薄板でCNF製のハニカムをサンドイッチにしたもので、同寸法のスチール製品と比べて約1 / 5 の重量となっております。
 本年秋の東京モーターショーで、各社・各機関の成果が展示される予定です。