Products News 241

2018年1月10日

利昌工業株式会社

リショーキャスト 接地形計器用変圧器/接地用変圧器 役割とその選定

 


はじめに
 国内の高圧配電系統の中性点は、非接地方式ですが、比較的小さい地絡エネルギーで地絡事故を検出すれば、設備破壊などの影響を抑えられるため、小さな電流で継電器を動作させるEVT(接地形計器用変圧器)を介して接地しています。

 EVTによる接地は、系統の中性点接地というよりも、むしろ計測のための高インピーダンス接地であり「仮想中性点」と言えます。

  次に系統で中性点接地をするケースとして、特にケーブルを敷設する配電系統の亘長が長いと、系統では、充電電流は1A以上となり地絡検出感度が悪くなるとともに、非接地系では1線地絡事故系統および健全相にも異常電圧を生じることで、主回路機器の絶縁破壊に至る危険なものとなります。このような現象を抑制するために系統の中性点接地が行われています。

 中性点接地を行うには専用のGTR(接地用変圧器)を設けるか、変圧器の中性点を接地する中性点接地方式があります。

 本稿では、EVTおよびGTRの役割と中性点接地を目的としたGTRの選定に対する注意点についてご案内いたします。

 



詳細は、PDFファイルでご覧頂けます。
当、Products Newsは、「RISHO NEWS 208」より抜粋しました。
リショーキャスト 接地形計器用変圧器/接地用変圧器 役割とその選定 (PDF 1,468KB)



利昌工業株式会社