RISHO Now 182_10

平成23年7月10日
 

利昌工業株式会社




 

 この度、尼崎工場の高圧実験室の建屋を改修致しました。

 この建物は、昭和20年代に建てられた三階建てに相当する木造建築物です。「しっくい」と焼板の壁のコントラストが美しく、さらに木製の窓枠がアクセントとなっています。

 

 

 初夏になると、前にある蔦塀との調和が絶妙で、この周辺だけは時間が止まったような雰囲気があります。

 

 

 この中には、120万ボルトの衝撃電圧発生装置が設置されています。これは落雷を人工的に起こすもので、変圧器などの絶縁耐力を検査する際に使用しております。

 先の阪神大震災では、尼崎工場も煙突が倒れるほどの揺れを感じましたが、この建物にはほとんど被害がでませんでした。

 利昌工業の歴史を象徴する建物としてこれからも大切にしたいと存じます。