RISHO Now 239_2

2025年10月10日
 

利昌工業株式会社

大阪府自転車軽自動車商業協同組合様のブースにて
 さる9月11日(木)、大阪・関西万博のフューチャーライフヴィレッジにおいて、大阪府自転車軽自動車商業協同組合(以下、大阪自転車組合)様が出展されたブースに、利昌工業が製作したセルロースナノファイバー(CNF)100%のパイプをフレームに採用した自転車の資料などを展示いただきました。

TEAM EXPO 2025 プログラム 共創チャレンジ
 大阪・関西万博には、大きな資本を持たない団体などでも「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現し、SDGsの達成に貢献するために取り組んでいる活動を発信する場として「TEAM EXPO 2025 プログラム / 共創チャレンジ」という参加枠があります。 自転車はSDGsな乗り物の筆頭格です。さらに、これを安全に運転すると、健康増進につながり命が輝きます。大阪府下にある自転車小売店の組合である大阪自転車組合様では、専門知識を持った人が適切な整備を行うことで安全・快適な自転車を提供し、さらにヘルメット着用など交通ルール順守の啓発にも取り組んでおられ、この活動を共創チャレンジとして、大阪・関西万博で発信されたものです。

SDGsな自転車フレーム
 利昌工業が製作したCNFパイプの原料は、紙と同じで、木材より得られるパルプです。さらにこの自然由来のパイプは、自然由来のラッカーである漆で塗装しています。これにより、埋めれば土に返り、燃やしても「カーボンニュートラル」というSDGsなフレームを持つ自転車です。
 大阪自転車組合様には、このような点を高くご評価いただき、SDGsの達成に貢献可能な自転車の提案として、関係資料を展示・発信いただいたものです。
 またとない機会を賜り、まことにありがとうございました。
 なお、CNFフレームの自転車はシマノ自転車博物館(大阪府堺市)にて常設展示されております。