■概要
近年、太陽光発電、風力発電、マイクロガスタービンなど、電源の分散化が進められております。風力発電やマイクロガスタービンなどには発電機が使用されていますが、中性点を直接接地できないことから接地変圧器が使用されます。
また、高圧受電設備に地絡事故が発生した場合、2線地絡、3線地絡では過電流継電器が動作し事故が検出されますが、1線地絡では、検出感度が悪くなることから地絡事故に対する保護用の継電器を入れるため接地変圧器が使用されます。
地絡事故はすぐに検出され回路が遮断されるため、一般的に接地変圧器は短時間定格により指定されますが、継電器の感度以下で検出されないような不完全地絡事故の場合、電流が流れ続けることから、リショーモールド接地変圧器は、連続容量も考慮した設計としております。
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