■開発の経緯
利昌工業では、戦争中のあらゆる物資が不足していた折に、軽合金に代わる材料を…との依頼を受け、「強化木」の開発に成功しました。
これは木材を「かつら剥き」にして作った薄い板(単板といいます)に、フェノール樹脂を含ませ、所定の枚数重ねたものを、加熱しながら高圧プレスして作ります。
終戦により実用化には至りませんでしたが、戦後、この強化木は、絶縁性を付与したユニークな絶縁材料「ウッドライト®」としてデビューし、利昌工業の戦後の復興を支える花形商品に成長しました。
往年の勢いはありませんが、今でも、下記のような用途で、根強いご需要を賜る、60余年のロングセラー商品です。 |