Products News 215

平成27年7月10日

利昌工業株式会社

高圧進相コンデンサ「モルコン」 160kvarタイプをラインナップ

 


完全固体絶縁の高圧進相コンデンサ
 「モルコン」は、コンデンサ素子をエポキシ樹脂で完全固体絶縁した高圧進相コンデンサです。
 1985(昭和60)年、利昌工業が世界で初めて開発し、今年30周年を迎えますが、管見の限りこのタイプのコンデンサの類例はまだ見つかっておりません。
 素子の絶縁に可燃物であるオイルや、環境負荷物質であるガスを使用しないため、これまで学校や病院、博物館や体育館といった公共施設に多く採用されています。

 


160kvarタイプを近日発売
 「モルコン」は安全設計を追求した結果、オイルやガスで絶縁する同じ容量のコンデンサと比べ大きく、かつ重くなるのが課題でしたので、これまで製品の最大容量は106kvarに留まっていました。
 そこでこの度、モールド構造を見直すことにより、160kvarの容量を持つ「モルコン」を開発し、近日中に発売する運びとなりましたので、現時点での仕様などについてご案内申し上げます。

 

36%の据え付け面積カット
 160kvar品の寸法は、106kvar品と比較して、幅が65mm小さく、奥行きが106mm大きくなっております。高さは両者ともに755mmです。
 これまで、106kvarを超える容量が必要な場合は、75kvar品を複数台設置いただくなどのご案内をしておりましたので、ご需要家様には、何かとご迷惑・ご不便をおかけしておりました。

 160kvar品の追加により、例えば、75kvar品を2台設置いただく場合と比べ、据え付け面積が36%少なくなるなど、今後は、よりきめ細かくご要望にお応えできるものと期待しております。

 

標準仕様

 

さらにシリーズ拡大
さらなるラインナップの充実を図るべく、ただ今12/24kvar品や50kvar品といった容量のモルコンも鋭意開発中です。


利昌工業株式会社