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特長
用途
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一般特性 |
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欧州鉄道車両の防火のための規格 |
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EN 45545-2は、ヨーロッパの鉄道車両に使用される部品や材料の燃焼挙動に対する要求をまとめた規格です。
用途に応じてR1からR26の要件(Requirement)があり、車両の運行や構造の区分によりハザードレベル(HL1〜HL3)が定められています。 運行区分には@トンネルがない、A最長5kmのトンネルがある、B5km以上のトンネルがある、C車両側面から退避できない区間がある。 構造区分には@普通車両、A自動運転車両、B二階建て車両、C寝台車両があります。 これにより約90%の車両がHL1(ハザードレベル1)あるいはHL2に適合することが必要となり、末尾の数字が大きくなるほど適合条件が厳しくなります。 |
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車両の運行や構造により求められるハザードレベル(HL) |
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R23(外装用途)でハザードレベル3をクリア |
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用途によりますが、燃焼挙動に対する要求には、酸素指数、発煙性、毒性といった区分があります。
リショーライトガラス布基材エポキシ樹脂積層板ES-3751SHは鉄道車両の外部に設置されるモーター周りなどの絶縁物(露出する面積は0.2uを超えない)としてご利用いただくことを視野に、EN 45545-2のRequirement R23(外装用途/Exterior)の基準に基づく試験を受けました。 その結果、すべての燃焼挙動区分において、ハザードレベル3の基準を満たすという結果を得ました。 さらにお客様からは、ハロゲンフリー材であること、加熱時の機械的強度に優れることを高くご評価いただいております。
ER-3751SHは、ES-3751SHと同じ基材(プリプレグ)をパイプ状に巻き上げたものです。 |
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EN 45545-2 / R23(外装用途)に定める要件での燃焼挙動試験の結果 |
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(注)ISO 5659-2の試験条件は25kW/m2、有炎法である。NF X 70-100の試験条件は600℃である。 |