HOME > 製品案内 > エポキシモールド電気機器 > 安全上のご注意
リショーキャスト計器用変成器は、巻き線をエポキシ樹脂で真空注型する方法で絶縁しておりますので、信頼性の高い製品ですが、安全にご使用頂くために、下記の事項をよくお読みのうえ、正しいご使用をお願い致します。
誤った方法でご使用されると、感電や火災に至る危険があります。
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[全般]
- 感電の恐れがあります。活線状態での接続、据え付け作業は行わないでください。
変流器の一次電流が流れている状態で二次側が開(オープン)となると二次側に高電圧が発生し、絶縁破壊や火災になる恐れがあります。
計器用変圧器の二次側を短絡、または低インピーダンスで短絡すると巻線に過大な電流が流れ、絶縁破壊や一次側短絡する恐れがあります。
尚、一般にVTに二次短絡が生じても一次側ヒューズは動作しません。ヒューズは一次側巻線の絶縁破壊などで回路の短絡事故に波及する前に遮断し、回路を保護することを目的としています。
- 端子は適正な工具を使い、適正トルクで締め付けて下さい。過度の締め付けは端子の破損、締め付け不足は誤・不動作や火災などの原因になります。
推奨締め付けトルクはこちらをご参照下さい。(変流器/変圧器)
- 盤の商用周波数耐電圧試験に際しては接地形計器用変圧器を回路から切り離してください。
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[運転]
- 感電の恐れがあります。充電部(モールド表面を含む)には触れないで下さい。
[保守]
- 感電、けがの恐れがあります。保守・点検は知識と技能を有する人が行って下さい。
- 感電の恐れがあります。充電部(モールド表面を含む)に触れる場合は必ず回路から切り離し、主回路端子を接地して無電圧であることを確認して下さい。
- 日常的に出力値が正常で、異音・異臭がないことを確認し、異常が認められた場合は点検を行って下さい。
- 主回路の短絡事故が発生した場合、過大電流で変流器(CT)特性の変化を招いている可能性があります。このような特には必ず点検・調査を行い、異常があったら交換して下さい。
- 計器用変圧器(VT)一次側ヒューズが溶断した場合、VTに異常が発生している可能性があります。以下の点を確認し該当があればVTを交換して下さい。
(1)外観に変形、亀裂が無いこと。異常な臭いがしないこと。
(2)端子部に発錆、腐食、変形、過熱の跡、トラッキングの跡などが無いこと。
(3)一次側・二次側間で絶縁が保たれていること。(1000Vメガーで100MΩ以上)
(4)一次・二次巻線抵抗値が正常であること。
異常がなければヒューズの自然劣化などの可能性もありますので、ヒューズを2本とも交換して下さい。(溶断していないヒューズでもエレメントが劣化している可能性あります)。
なお、ヒューズの交換後、短期間に再溶断する場合は、VTの異常の可能性が高いので、VTを交換して下さい。
- 停電を伴う定期点検時に目視点検を行い、変形、亀裂、発錆、腐食、過熱の跡、放電の跡、トラッキングの跡などの異常がないことを確認の上、塵埃などの除去と端子の締付け状態の確認・増し締めを行って下さい。
- 塵埃の堆積が多く乾拭きで除去できず、銘板記載内容が判別できない場合、水で薄めた中性洗剤を使用して下さい。清掃後は水分を確実に除去して下さい。尚、シンナーやアセトンを使用して清掃すると銘板の判読が出来なくなります。
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[受入・開梱]
- 落下、転倒の恐れがあります。天地逆転、横積みはしないで下さい。
- けが、火災の恐れがあります。損傷のあった機器は使用しないで下さい。
[運搬]
- 落下、転倒によるケガの恐れがあります。指定以外の方法で運搬しないで下さい。
[据付]
- ケガ、火災の恐れがあります。指定以外の据付はしないで下さい。
- 火災の恐れがあります。定格以外での使用はしないで下さい。
[保守・点検]
- ケガ、火災、やけどの恐れがあります。異常、損傷のある機器は使用しないで下さい。
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