RLPシリンダー

カテゴリ: 電気絶縁材料・工業材料

  • 油入り変圧器用絶縁筒 RLPシリンダー®

    RLPシリンダー

変圧器絶縁筒の新製品

利昌工業では油入り変圧器用の絶縁筒として、昭和30年代より紙基材フェノール樹脂積層管を製造しておりますが、近年は油含浸性が良いプレスボード(厚手の絶縁紙)を管状に成型し、これを絶縁筒として使用されるお客様が多くなってまいりました。

これを受けて、新しいタイプの変圧器絶縁筒『RLPシリンダー』を開発し、お客様にご提案申しあげております。

RLPシリンダーの材料

RLPシリンダーの基材は、0.13ミリ高密度耐熱紙(65°ライズ)です。

この両面に、耐熱性に優れたエポキシ系接着樹脂を、38ミリ角のダイヤモンド形で、6ミリ間隔に塗工し、「Lパターン絶縁紙」(下記写真)を製造します。

そして、このLパターン絶縁紙を、加熱・加圧しながら、鉄心に強固に巻き上げたものがRLPシリンダーです。

RLPシリンダーの特徴

リショーRLPシリンダーは、高い強度と、適度な油浸透性を有しております。

すなわち基材に高密度紙を使用し、この表面に接着剤としてエポキシ樹脂を塗工しているため層間の接着力が強く筒全体の強度が増します。

また、表面には接着樹脂の未塗工部分を残しておりますので、ここを介して絶縁油が筒の内部によく浸透し、絶縁特性を高めます。

このように、RLPシリンダーは樹脂管としての強度と、絶縁紙としてのコロナ特性を併せ持った、新しいタイプの変圧器絶縁筒となっております。

外部研究機関による分析データも用意しておりますので、是非ご検討いただきたく、お願いいたします。

Lパターン絶縁紙

高密度耐熱紙の両面に、ダイヤモンドパターンでエポキシ系接着樹脂を塗布しています。

これを鉄芯に加熱・加圧しながら強固に巻き上げたものがRLPシリンダーです。

Lパターン絶縁紙
Lパターン絶縁紙

標準仕様

1.標準長さ 1000mm

注)1800mmまでの長さについては別途ご相談下さい

2.長さ許容差 -0mm +20mm

注)上記以外の仕様については別途ご相談下さい

3.内径許容差

内径(mm)内径許容差(mm)
200±1.10
300±1.10
400±1.40
500±1.50
600±1.50
700±1.70
800±1.70
900±2.00
1000±2.00
1200±2.00

4.外径許容差

外径(mm)外径許容差(mm)
203~300+1.70、-0
301~400+1.90、-0
401~500+2.10、-0
501~600+2.30、-0
601~700+2.50、-0
701~800+2.70、-0
801~1000+2.90、-0
1001~1300+3.10、-0

注1)上表の中間に位するものの許容差は、より大きい内径あるいは外径の許容差となります。

注2)上記以外の仕様または特別な許容差をご希望の場合は別途ご相談下さい。

注3)薄肉大径品を想定しているため内外径の寸法は周長測定の測定値により計算した許容差です。真円度は別途ご相談下さい。

3.肉厚許容差

肉厚(mm)肉厚許容差(mm)
3.0±0.30
4.0±0.35
5.0±0.45
6.0±0.50
7.0±0.55
8.0±0.60

注)上記以外の仕様については別途ご相談下さい

☆内径・外径・肉厚の許容差をご指定いただく場合は…

①内径および外径許容差、②内径および肉厚許容差、③外径および肉厚許容差

…のいずれかでご相談下さい。

一般特性

試験項目曲げ強さ引っ張り強さ吸油率密度比誘電率誘電正接貫層破壊電圧
単位MPaMPag/cm2kV/m
周方向軸方向軸方向周方向
RLPシリンダー109797616.01.175.50.0438
プレスボード69>100>5010.91.184.20.0432

貫層破壊電圧は油浸漬処理済み試料の値です。

上記数値は代表的な値であり保障値ではありません。

基材となる高密度耐熱紙の特性

厚み密度引っ張り強さ伸び絶縁破壊強さ気密度水分窒素含有量
mmg/cm2MPakV/mm秒/CC
0.131.04112632.378.5111135671.7

上記数値は代表的な値であり保障値ではありません。

エンドカラーの製作も承ります。

リショーライト紙基材フェノール樹脂積層管PR-1311で、変圧器巻線の両端に使用される絶縁カラーの製作も承ります

エンドカラー
エンドカラー
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