■はじめに
2010年から家庭用照明や一般照明器具にLEDを使用した製品が増えてきました。昨今の電力不足を反映して、最近では家電量販店の売り場でも、
電球型LEDや蛍光灯型LEDに広いスペースがあてられています。
また、液晶テレビやノートパソコンのバックライト照明にもLED化が進み、さらには電飾看板にもLED化が見られるようになっています。
LED照明の普及を加速させるためには、LEDを搭載する基板材料にも、長寿命を担保する優れた特性に加え、普及価格帯から逆算した低コスト化
が求められるようになっております。
利昌工業では、10年ほど前から、LEDを搭載するためのガラス布基材エポキシ樹脂白色銅張積層板をご提供してまいりましたが、この種の材料で
は上記のような要求にお応えできなくなってきました。
そこで、市場のニーズに合致する材料を鋭意探索し、シリコーン樹脂を銅張り積層板の樹脂として使用することにいたしました。
本稿では、高い反射率と超耐変色性、さらには優れた耐久性を特徴とする、ガラス布基材シリコーン樹脂白色銅張積層板CS-3975についてご紹介
いたします。
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