Products News 281

2023年1月10日

利昌工業株式会社


半硬化(Bステージ)でご提供
 利昌工業がご提供する電子材料は、これまでもっぱらプリント配線板用銅張積層板(CCL)でした。
 この材料はFRP(繊維強化プラスチック)の範疇に入りますので、樹脂はガラス布の間隙の隅々に浸みわたって「完全熱硬化」しています。
 これに加えて最近では、用途に応じてブレンドした熱硬化性の樹脂のみを「半硬化」(Bステージ)の状態でご提供する「接着シート」もご用意。
 多くのご愛顧を賜っております。

離型フィルムに挟んで所定のサイズに
 この樹脂は、厚さ120ミクロンメートル程度に薄く伸ばし、離型フィルムに挟んだ格好でご提供するものです。ご要望の厚さに伸ばしたものを、ご指定のサイズにカットしますが、この業界で「ワークサイズ」と呼ばれ、1m角程度から歩留まり良くとれる3 4 0×5 1 0 m m(6枚取り)や510×510mm(4枚取り)といったものが多くを占めています。
 カットを済ませた製品は真空パックでお届けします。それでも季節によっては、室温や外気温で熱硬化が始まる場合がありますので、お客様とご相談の上、いわゆる「クール便」で出荷する場合もございます。


必要となる設備と技術・ノウハウ

 この接着シートは、プリント配線板の加工業者様に向けたものですので、市販されている両面テープのように常温・常圧でご利用いただけるものではありません。
 一例をあげると、240分間にわたり4メガパスカルの圧力でプレスすると同時に、このうちの180分間は180℃の温度をかけることができる設備が必要です。
 もちろんこれに係る製造技術とノウハウも必要となります。  






詳細は、PDFファイルでご覧頂けます。
当、Products Newsは、「RISHO NEWS 228号」より抜粋しました。
プリント配線板製作用 熱硬化性樹脂接着シート(PDF 1,110KB)



利昌工業株式会社