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電子材料

AD-7200TY(高熱伝導接着シート)/CD-7200TY(樹脂付き銅箔)

熱伝導率=5W/mK 

AD-7200TY

CD-7200TY

AD-7200TY CD-7200TY

高熱伝導接着シート

樹脂付き銅箔

材料構成

▲AD-7200TY

▲CD-7200TY

標準仕様

製品寸法

品 番 製品寸法 (mm)

AD-7200TY

CD-7200TY

510mm × 510mm

340mm × 510mm

製品厚さ(接着シート)

品番

絶縁層の

公称厚さ

(μm)

PETフィルムの厚さ

(μm)

絶縁層の厚さ

および許容差

(μm)

AD-7200TY 120 38 120±20

 

製品厚さ(樹脂つき銅箔)

品番

絶縁層の

公称厚さ

(μm)

PETフィルムの厚さ

(μm)

銅箔の厚さ

(μm)

絶縁層の厚さ

および許容差

(μm)

CD-7200TY 120 38
35
120±20

絶縁層の一般特性

項目 単位 処理条件 樹脂系 備考
7200TY

熱伝導率

レーザフラッシュ法 W/mK A 5.0 絶縁層のみで評価
接着層厚 μm 120
ハロゲンフリー対応
ガラス転移温度(DMA) 200
熱膨張係数 α1 ppm/℃ A 6
α2 36
貯蔵弾性率 -40℃ GPa A 16
25℃ 15
125℃ 9.5
ハンドリング性
熱伝導率 TIMテスター法 W/mK A 6 アルミベース基板材料として評価
銅箔引き剥がし強度 kN/m 35μm 1.1
70μm 1.1
150μm 1.1
絶縁破壊電圧 kV 油中/貫層 4<

はんだ耐熱性

300℃

フロート

300<
体積抵抗率 MΩm C-96/20/65 6.1×106
表面抵抗率 C-96/20/65 2.0×108
難燃性 UL-94

V-0

相当

※上記各種データは測定値であり数値を保証するものではありません。

絶縁破壊電圧

7200TY樹脂は絶縁信頼性に優れます。

下記に、JIS C 2110 に基づく絶縁破壊電圧の試験結果を示します。

7200TY樹脂の絶縁破壊電圧 (絶縁層厚さ=120μm)

絶縁破壊電圧

絶縁破壊電圧試験の概要

・試験方法(JIS C2110):500V/秒で昇圧 → 短絡した電圧値(実効値)を記録

・試験片          :アルミ:1.5mm, 絶縁層:60/80/120um, 銅箔:35um

・試験条件(気中測定) :マイナス極:アルミ板, プラス極:銅箔(φ25mm)

                印加電流:AC, 漏れ電流:10mA (測定機器:菊水電機TOS5101)

絶縁破壊試験の概要
AD-7200TYは、わずか0.12mmの厚みでも、平均で5600ボルトの電圧に絶えることができるという結果を得ました。

 

長期耐熱信頼性

<175℃に3000時間>

7200TY系樹脂を、アルミ板の表面に絶縁層として配し、その上に回路形成用の銅箔を張った基板材料にAC-7200TYがあります。

このAC-7200TYを175℃で3000時間、熱処理した際の「絶縁破壊電圧」と「銅箔引き剥がし強さ」を調べました。

長期耐熱信頼性

175℃の温度下に3000時間おいた後も、初期値とくらべてほとんど変化せず、高い耐熱信頼性を有していることが見て取れます

 

< -65℃ ⇔ 125℃ ×1000回 冷熱サイクル試験 >

AC-7200TYを、マイナス65℃の雰囲気に30分。続いて速やかに、125℃の雰囲気に30分。これを交互に1000回繰り返したあとの「絶縁破壊電圧」と「銅箔引き剥がし強さ」を調べました。

いずれの値も初期値と変化していないことから、AD-7200TYは、大きな温度変化に繰り返しさらされても信頼性の高い材料であるとの結果を得ました。