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エポキシモールド電気機器

モールド変圧器の現地組み立て

rishocast

パーツで搬入 → 現地で組み立て

どこから入れたの?

 その昔「地下鉄の電車はどこから入れたの?」という漫才がありました。

 

 配電盤室を新設して相当な年月が経ったあと、最も大きい機器である変圧器を取り換えるにあたり「これ、どこから入れたの?」といったことが、実は、ままあります。

 

 利昌工業では、このようなご相談を受けた場合「変圧器の現地組み立て」(オンサイト・アセンブリ)をご提案しております。

 

 リショーキャスト変圧器は絶縁油を使用せず、さらにガラス繊機強化エポキシ樹脂でモールドした頑強なコイルをもちますので、現地組み立てにも最適です。

 

現地組み立ての一例

 現地組み立てのご注文を賜ると、変圧器のサイズを搬入経路や設置場所の事情に沿ったものにしたり、「鉄心」や「巻き線」といったパーツで搬入した後、現地で段取り良く組み立てることができたり、といった特別設計を行います。

 

 ここでご紹介するのは、搬入経路の都合で、鉄心を完成品として搬入するのが適わず、これを構成する数百枚の薄い鋼板に分けて搬入、現地で「積み鉄心」に組み上げた事例です。

「積み鉄心」のご説明はこちら

モールドコイル 電磁鋼板 積み鉄心 L字型フレーム 鉄心の起立 鉄心完成
架台に固定 上部ヨーク取り外し コイル挿入 チェック 3000kVA変圧器

 

現地組み立てした変圧器の諸元

一次電圧 F23000/R22000/F21000/F20000V
二次電圧 6600V
定格容量 3000kVA
周波数 60Hz
相数 三相
結線 △-△
寸法 2340(W) × 1200(D) × 2345mm(H)
質量 7100kg
付属品 最高指針付きダイヤル温度計(兵田計器製) 、防振ゴム(ストッパーつき)、車輪

 

まとめ

 変圧器の現地組み立てにあたっては、配電盤室あるいはそのすぐ近くに、安全作業とこれに必要な部材を一時保管するためのスペースが必要です。

 

 また、相当な高さがある重量物を垂直方向に動かす作業を伴いますので、スペースには重機を持ち込み稼働させるための高さ、さらに床面には強度と水平度も必要になります。

 

  このように変圧器の現地組み立てにあたっては、ご需要家様ごとに条件が異なりますが、利昌工業では、これまでの実績をもとに、できる限りご要望にお応えしたいと存じます。

 

 お気軽にご相談いただきたく、お待ちしております。

 

備考

 搬入経路の事情にあわせて、変圧器の「横倒し搬入」もご提案しております。