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電子材料

CS-3305A

RISHOLITE

低熱膨張 & 高弾性

CS−3305A

CS-3305A

品番
両面板
(代表品番)
CS-3305A
片面板
シールド板
プリプレグ

 

■特長

  • Eガラス布仕様でCTE(XY)=8〜10ppm。
  • Tg=300℃ (DMA)。
  • 長期耐熱性に優れます。
  • 環境対応(ハロゲンフリー、リンフリー)の基板材料です。

 

■用途

  • 車載用基板
  • 高輝度LED
  • パワーデバイス基板

 

■高温時弾性率

CS-3305Aは、リフロー温度より高い300℃においても、弾性率がほとんど低下していません。これにより高熱に晒されても反りが少ない材料であると判断することができます。

貯蔵弾性率

 

■長期耐熱性

試料を、150℃や175℃といったパワー半導体の内部温度を想定した雰囲気に、長時間おいたあと、重量変化や銅箔引き剥がし強度を測定しました。

 

<重量変化率>

重量変化率

 CS-3305Aのように、樹脂をベースとする基板材料は、高温下に置かれると、分子どうしの結合が解けることで目方が減ります。CS-3305Aはパワー半導体が稼働する際、内部に生じるとされる175℃に2000時間おいた後でも、わずか0.5パーセントの重量減少に留まっています。

 

<銅箔引き剥がし強度>

ピール強度

 高温下に置かれた際の分子どうしの結合崩壊は、おすのずと基板表面から始まります。この折、ここに銅箔が張ってあれば、土台が崩壊するわけですから、接着強度が低下します。CS-3305Aの銅箔引き剥がし強度は、175℃に2000時間おいた後でもほとんど変化していません。

■一般特性

(ご参考)

CS-3305A(プロダクツニュース/No,202)

項目 単位 処理 CS-3305A
ハロゲンフリー対応
グレード ANSI FR-5相当
JIS GE2F
絶縁抵抗 常態 C-96/20/65 3×109
処理後 +D-2/100 1×108
体積抵抗率 常態 MΩm C-96/20/65 1×108
処理後 +C-96/40/90 8×107
表面抵抗 常態 C-96/20/65 8×109
処理後 +C-96/40/90 4×107
比誘電率(1MHz) 常態 C-96/20/65 4.1
誘電正接(1MHz) 常態 C-96/20/65 0.007
曲げ強さ タテ MPa 520
ヨコ 500

はんだ耐熱性

(フロート)

260℃ 300以上
銅箔引き剥がし強さ 18μm kN/m

0.8

吸水率 E-24/50
+D-24/23
0.13
耐燃性 (UL法)
94V-0相当
ガラス転移温度 TMA -
DMA 300
曲げ弾性率 タテ GPa 32
ヨコ 31
熱間曲げ弾性率 タテ GPa 250° 19
ヨコ 19
線膨張係数α1 厚み ppm/℃ 15〜25
タテ

8〜10

(0.1mm)

ヨコ

8〜10

(0.1mm)

線膨張係数α2 厚み ppm/℃ -
熱膨張率
(20〜260℃)
厚み 0.6

熱伝導率

TIMテスター法

W/mK 0.7

 

※上表の数値は、0.8mm厚における弊社での測定一例であり、測定方法、測定条件によって変る場合があります。
※試験方法は、JIS C 6481に基づきます。(但し、耐燃性はUL-94に準拠)

標準仕様

板厚(mm) 0.1 / 0.2 / 0.4
銅箔(μm) 12 / 18 / 35

上記以外の板厚仕様についても、別途ご相談に応じます。