製造現場における技術の仕事には、生産技術的な仕事と品質保証的な仕事があります。 生産技術的な仕事とは、電子材料・電気絶縁材料など、モノづくりの技術を築き、標準化して行く仕事です。 それにはまず、開発部門と製造部門の橋渡し的な役割があります。 開発部門が研究と試作を重ね、量産のメドが立った段階で、製造技術部門は、現場の機械・装置を使い、最も良い製品を最も効率よく製造できるように条件設定して行きます。 このため、機械・装置をよく知っておかねばなりません。また、半導体の世界でよく出てくる、歩留まり、ミクロのゴミとの戦いといったことが、当社の製品にもあてはまります。 つぎに、いかに安くモノを造るかということです。 原材料から製造条件、製造プロセスに至るまで、製造全般を見直し、コスト競争力のある商品に仕上げて行かねばなりません。グローバル化した現在は、国内だけではなく、世界の中で競争して行かねばならないのですから… 品質保証的な仕事とは、生産した商品が客先で満足していただけることを約束する仕事です。 それには、検査に係る仕事と品質保証に係る仕事があります。 検査は原材料から出来上った製品まで、全て規格内であるかチェックする仕事です。 品質保証は、対外的な窓口として、ユーザークレームへの対応、原材料メーカーへの品質向上以来・指導などがあります。また当社は、ISO9001ならびにISO14001の認証を取得しておりますので、この維持・向上も製造技術として大切な仕事のひとつです。 |