日々のチャレンジのなかで、何を目指し、何を行い、何を大切にしているのか。社員の「ホンネ」を伝えます。
「できない」で、終わらせない。
できる自分を、諦めない。
開発本部 第三研究開発センター 主事
理工学部 物質化学科 卒 / 2008年入社
一日の流れ
どんなモノを創っていますか?
ごみの付着や、放電による電子部品の破壊を防ぐ、
新しい積層板材料を開発しています。
ごみといっても、数ミリ~ 数ナノミリ単位のものまでさまざま。
ごく小さなものが付着しただけで、不具合の原因になる、
とてもデリケートな世界です。
今は各社がこぞって、ごみや放電に強い積層板材料を開発しています。
私たちはあえて、他社にはない素材で挑戦することにしました。
まだそのジャンル自体が確立されておらず、完成すると業界初となります。
緊張しつつも強いやりがいを感じています。
イチバンうれしかった時は?
自分の開発した製品が、初めて売れた時です。
当社では開発員は開発だけをするのではなく、生産や販売にも積極的に関わることになります。したがって、ただ「いいモノ」ではなく、「売れるモノ」を創らなくてはなりません。そのためには市場のニーズをしっかりと把握する必要があります。
納期もきちんと守らなくてはなりませんから、開発は時間との戦いです。さまざまな部署と力をあわせて、いくつものハードルをクリアして、自分の努力が売上という数値になって出た時のうれしさは格別です。
仕事で大切にしているコトは?
実験で「できない」とは言わないことです。
開発にあたっては、高い性能を求められることや、短期間で結果を出さなければいけないこともあります。
しかし「できない」「無理だ」と思う前に、まずいろいろ試してみることです。
わからないことがあれば、自分で調べたり、先輩や同僚に聞いてみます。
ありがたいことに、当社は部署を超えたつながりがあって、他の部署、他の事業分野の人たちも気軽に相談に乗ってくれます。
少しでも可能性のあることはすべて試して、ようやく結果につながった時「あの時、あきらめなくてよかった」と思います。